事件報道雑感
「全身やけど、灯油かぶった男、取調室でたばこ引火し死亡」
(5月12日10時1分配信 毎日新聞その他報道からの雑感)
愛知県熱田警察署で、痛ましい死亡事故が起きました。
報道によれば、同居女性と口論となった男性が路上に出て、駆けつけた警察官の前で頭から灯油をかぶり、ライターで火をつける仕草をしたことから男性を保護した、警察署で男性は灯油まみれの服を着替えることなくたばこを吸わせることを要求し、警察官が取調室でたばことライターを与えたところ、着衣に火が点いて男性は全身やけどをして死亡した、とのことです。
遺族の方の悲しみとショックは大きく、また、保護したのに死なせてしまった現場の警察官は悔やんでいることでしょう。しかし、彼らの上司たる当直責任者 ~ この位の署では警部以上の階級で、課長や課長代理の立場の警察官が当たると思います ~ は果たして正しい指図をしたのでしょうか?
迷子や認知症老人と違って、こういうケースでの保護は本人が興奮してかなり大変だったと思いますし、制止したりなだめるのが精一杯だったと思います。そういう時に一歩離れて冷静に部下を指図するのが責任者だと思いますが、的確な指示をしたのかどうか、報道されていないので分かりません。もしも偉いさんが見ていながら、灯油まみれの服を着た男性の喫煙を許したり、いつまでも取調室でこう着状態であるのを改めさせなかったとしたら、亡くなった男性も気の毒ですが、部下の警察官も不幸です。
最近、凶悪事件で警察官が河川敷や山中を捜索する映像がよく報道されていますが、彼らが横一列になって徹底的に捜索する場面を見たことがありません。青い服を着た「捜査員」なる警察官が、棒で思い思いの場所を突いているだけにしか見えないのは、私だけでしょうか?警察は階級社会と言われていますが、一糸乱れぬ統制のもとに活躍しているようには見えません。熱田署の事故も、こういう上司の弱さが原因とは言えないでしょうか?
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