のりピーは立ち直れるのか?第2弾
19日まで勾留中の酒井法子さんにマスコミ(主にスポーツ紙や夕刊紙)は総攻撃ですね。「不起訴(起訴猶予)は逃げ得になるからダメ!」とか、「クスリをやる連中に、尿シロ、少量所持なら起訴されない、と宣伝することになる」、その他色々な理論を並べ・・・「起訴しろよ!」との記事を載せています。19日に釈放でもしたら、「起訴派」マスコミは大騒ぎしそうです。
では、今の状況で起訴したらどうなるのでしょうか。自宅の覚せい剤は1回の使用量の何分の1に過ぎない微量で、採取した尿からも覚せい剤が検出されていない、この事実に「毛髪から覚せい剤が検出された」と「関係者の話から、覚せい剤を打っていた、との証言を得た」という要素が加わったとしても、判決は「執行猶予」になると思います。また、ヤク中のワルたちは「ブツが少なければ」とか、「ションベンからシャブが出なければ」起訴されないことはよく知ってますから、この事件を不起訴にしても、今さらワルへの悪影響はありません。
裁判は判例に拘束されるし、薬物事件だったら鑑定結果がモノを言うと思います。起訴しても、被告が有名人であることを利用した事件でない限り、「のりピー」だから厳罰に処する、ことはできないでしょう。起訴しても良いかも知れませんが、「執行猶予」に留まるのであれば裁判にかける意味は薄いと思います。もし、「公判で明らかにすべきだ」と言うのなら、公判前に加熱した報道は控えるべきです。
彼女の余罪をリークして「逃げ得を許さない」と言うのであれば別ですが、「起訴しろ」「裁判にかけろ」という主張は、「販売部数拡張」と、本人の立ち直りを妨害する以外の効果はない、というのが報道を見る私の感想です。
昭和56年に東京で発生した深川通り魔殺人事件は、覚せい剤乱用者が幼児を含む通行人4人を殺害後、2人を負傷させた上で女性を人質に立てこもった極めて凶悪な事件ですが、覚せい剤や麻薬を禁止する法の趣旨は、この種の惨事を防止することです。報道する側は、今回警察がしている捜査は、「元アイドル」を社会から抹殺するためにしているのではないことを自覚してもらいたいものです。
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