文化・芸術

2009年5月17日 (日)

桃太郎の鬼退治~「正義の味方」も現代では?

 Gyaoトレンドというページの「かぐや姫は結婚詐欺、不法滞在で懲役6年? 童話を裁判にしたらどうなるの?」記事 http://trend.gyao.jp/life/entry-27332.htmlは面白いですね。犬・キジ・サルを引き連れて鬼を退治した「桃太郎被告」は、動物虐待、不法侵入、強盗殺人の罪で無期懲役、との判決を受けています。

 私も、桃太郎の鬼退治は盗賊の上前をハネる行動と考えています。ただし、GYAO地方裁判所の判決は重過ぎると思います。

 しばしば村を襲っては乱暴狼藉の限りを尽くし、村人から奪った金銀財宝を蓄財していた鬼たちを懲らしめることは、子供に強さと正義感を植え付ける良い行いです。問題はその後です。鬼たちの財宝を村へ持ち帰り、被害者に返してやるでもなく、「おじいさん」や「おばあさん」に渡して「幸せに暮ら」させたのは、ダメです。お上や名主様に届けないと、奪われた村人の手元に被害品を返すことができませんし、犯罪者なら殺しても奪っても良い、って感覚を子供の心に植え付けてしまいますからね。昔これを書いた原作者さんは、やはり弱肉強食の乱世の人だったのでしょうか。

 皆さんだって、自分の子供が友だちと一緒にヤクザの事務所や強盗団のマンションを襲撃して、お宝をたんまり持って帰ってきたら困りますよね。「僕たち、桃太郎のお話をそのままやっただけだよ!」なんて言われたら、返す言葉がありません。

<雑学高裁の控訴審判決>

 桃太郎被告がGYAO地方裁判所の判決に不服があって控訴した場合、当高等裁判所の判決は以下のとおり・・・。

 桃太郎被告の行為は、一般的に「凶器準備集合」、「住居侵入」、「強盗殺人」が考えられます。しかし、共犯のキジやサルは動物、被害者の鬼たちも「人」じゃない、そうすると、凶器を持って集合した「人」は桃太郎だけなので凶器準備集合は×、鬼が島には人が住んでいないから他人の住居に侵入したことにはならない、鬼を襲撃して殺傷したが、「人」を襲っていないので強盗にも殺人にもなりません。また、「動物の愛護及び管理に関する法律」は、「愛護動物をみだりに殺したり傷つけたり、衰弱させた」虐待行為を罰しますが、犬、キジ、サルの内では犬だけが該当し、これを死なせたり傷つけたりしていないので処罰の対象になりません。

 そうすると桃太郎被告の罪は、村人から奪われ鬼が島に集められた財宝を発見?しながら役人に届けず着服した「遺失(占有離脱)物横領」だけとなります。また、桃太郎被告が鬼を退治して社会不安を解消した情状面を考慮して、判決は「懲役1年(これでも最大刑)執行猶予3年、附加刑として戦利品を没収」を言い渡します。もし、鬼が島に人間の共犯者がいたら、事態はGYAO裁判所判決のとおりです。桃太郎さん、敵が鬼だけで、良かったですね!

 被告人としては、没収が一番きついと思います。何しろ、いくらか使っちゃったでしょうからね。被告の罪は軽すぎる、いや、無罪だ、という場合は、上告審をお願いします。

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2008年10月16日 (木)

秋の好天

  麻生内閣が政権にしがみつくのか選挙に向けて攻めに転ずるか、民主党小沢政権が誕生するのか、年金は?、経済は?、という世上の問題とは別に、ここ数日天気が良いですね。

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 今朝、朝日に精一杯の抵抗をしながらウサギを抱えた満月が空に浮かんでいました。いつもカバンに忍ばせているデジカメで撮影しました。う~ん、大写しできないな、ウサギがよく見えないな、と思いつつ仕事に入りました。

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 帰りに電車を降りると、夜空に浮かぶ満月君に再会しました。朝の逆さウサギが夜になって上を向いています。やっぱりお月さんは夜に限るなあ、って思いながら、急いで帰宅して一眼レフデジカメを持ち出して撮影しました。しかし、難しいですね。雑誌に出ているようには撮れません。次の満月まで練習しておこう、と決意して今日のところはこれで満足することにしました。眼で見る満月はもっときれいですが、露出とピントが難題です。オートでは、月が燃えさかる太陽みたいに写ってウサギが逃げてしまいます。写真は奥が深い・・・。

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 久しぶりに皇居前を歩きました。濠に映る辰巳櫓の姿は綺麗ですね。本来ここに籠る武士が攻城軍を弓矢と鉄砲で撃退するために造ったものの、一度も城攻めを味わうことなく観光地になったのですね。何回来ても、歴史の流れを感じます。

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 大手門は間違いなく江戸時代から建っているんでしょうが、今でもその門を開けて人が出入りしています。こんなに古い建物を今もそのまま使っているとは、すごいですね。

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Cloverさんのブログ「満月の夜」

http://clover5.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-d0ff.html

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2008年10月11日 (土)

風徐室

北関東から北海道にかけて、玄関の外側にガラス張りの2~3畳サイズの部屋が付いている家がありますが、私は長い間、雪国の人が服に着いた雪を払い落とすのに使うものだと思っていました。

去年の今ごろ、秋田県田沢湖畔に出張した時、地元の人はこれを「風除室(ふうじょしつ)」と呼んでいるのを聞きました。玄関を開けると外の風が家の中に入って寒いので、一旦風除室に入ってガラス戸を閉めてから玄関を開ける、とのことでした。やっぱり聞いてみるものですね。

それでは、この風除室は建築面積に入るのかな、入るとしたら税金面や建築規制の厳しいところでは建築プランで面倒なことになりそうだな、と思いましたが、「大抵の人は後から付けるんですよ。」とのことでした。

北国の知恵を感じます。

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2008年10月10日 (金)

成功者のシンボル

 よく、「うだつが上がらない」って言葉を聞きますね。現代では「うだつ」の現物は滅多に見ることができません。木造商家の、防火壁だそうですね。

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 「うだつ」は防火と飾りの機能を合わせ持った、成功者のステータスシンボルだったのでしょうか。瓦屋根まで載せて、確かに見栄えがします。

 昔は防災上、隣の窓からの炎を防ぐことが自分の家を守るために大切で、そのため「うだつ」があったのだそうです。しかし今では法律が隣家とピッタリ着いた家を建てさせてくれませんし、新築の住宅は燃えにくい外壁で覆われていますから、このような防火壁は必要なく、現代の成功者は六本木ヒルズのような有名な建物に会社を持つことが「うだつを上げる」になるのでしょうね。

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