映画・テレビ

2009年4月19日 (日)

大河ドラマ「天地人」第16話・信玄の娘

 相武紗季さんが演じる華姫(上杉景勝の妹で、上杉景虎の妻)が見られなくなるのは少し残念ですが、役柄上やむを得ません。洋服の青山、OCNのCMや警視庁交通安全運動ポスター「おさきにどうぞ」と違う、時代劇のイメージが印象的でした。

 今回は武田信玄の娘、つまり勝頼の妹である菊姫が上杉景勝に嫁ぐところですね。新婚初夜の晩に懐剣を持ち込む場面は、昨年の「篤姫」で徳川家茂に嫁いだ皇女和宮が、寝所で懐に鏡を隠し持っていた映像を思い出します。実家の武田家を案ずる菊姫と、兄の孝明天皇の立場を思って公武合体の婚儀を承諾しながらも、婚約者だった有栖川宮熾仁親王とのことを忘れられない和宮、政略結婚の犠牲となった女性のせめてもの意地と志を脚色したものか、それとも実話なのでしょうか。

 「妻夫木」兼続が、上杉家と武田家を結ぼうと考えたのは上杉家の内乱「御館の乱」を勝ち抜くためであり、景虎を滅ぼして乱を平定し、領内の敵がいなくなった時に景勝に嫁いだ菊姫に対し、「妻の実家」に頼るべき事情のない景勝は冷たかったのかも知れません。この姫がいるだけで武田から攻撃されることは考えなくて良い程度の存在だったのかも知れません。その様な環境に置かれながら夫から「お前の実家の支援は約束できぬ。」と言われた菊姫は、生涯を通じて景勝と打ち解けたのでしょうか?

 その他、今日初登場の徳川家康が、ずいぶんトボケ役になっているのが気になります。後日、「(豊臣)秀頼さまの御為、敵の上杉を討つ」と広言して大軍を動かして天下分け目の戦を起こし、最後は豊臣家を滅ぼした家康の老獪さを意識した役作りなのでしょうか?

 松方弘樹さん演ずる家康の頭頂部が異様に盛り上がっていて、そこに扇子を結び付けている姿が、私の家康像からは距離があります。景勝の方は、優柔不断で戦に消極的なところがよく出ていて、関ヶ原前夜に上杉征伐から石田征伐に反転する東軍を「この様な戦、謙信公であればしたであろうか」と、追撃しなかった采配への下地が表れていると思います。「天地人」、これからも目を離せません。

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「世界一受けたい授業」3時限目「保健体育」、鼻とくしゃみ

 花粉症のこの時期、朝起きるとハックションが止まらなくなって困っている人が多いと思います。私もその一人です。そんな時、ペットボトルを脇の下にグッと思いきり力を入れて挟むとすぐにくしゃみが止まり、鼻の中がグツグツと音を立てるかのように穴が広がる感覚がして、それまで詰まっていた鼻から快適に息ができるようになりました。驚きです。テレビでやっていることをあまり真に受けない私でも、今回は信じてみようかな、って思いです。

毎週土曜日に日本テレビが放送している「世界一受けたい授業」、昨夜の3時限目「保健体育」でやっていました。東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科講師の石井正則先生が教えてくれました。放送の中で、出演者たちがペットボトルを脇に挟んで「おおお、本当だ!」ってやってる姿に私はかつての「発掘!あるある大事典」を思い出しましたが、今朝のくしゃみでこの授業を思い出し、たまたま飲みかけのウーロン茶があったのでフタをよく締めて挑戦すると、「本当だったのか!」って、驚きの瞬間でした。

授業は、寝ているときは自律神経も休んでいるのでくしゃみが出ない、起きた時に立てた埃に神経が反応してくしゃみが出る、鼻が詰まるのもその影響だ、冷水を「ノドチンコ」辺りにため込むとくしゃみが止まる、それと同じ効果で簡単なのはペットボトルを脇の下に挟むことだ、神経が作用して鼻の中の血管が収縮するから鼻が通るようになる、って内容だったと記憶しています。鼻づまりやくしゃみは、鼻や咽喉が体調に影響されて起こるものと思っていた私には驚きです。

 鼻カメラもすごいですね。鼻の中は、球のようなものが穴を8割以上塞いで、息は球の周りにある小スペースを通る、って知りませんでした。花粉症の鼻はこの球が白く膨張していて鼻汁がベトベト、確かにこれじゃ詰まりますよね。
 その他、試したくはありませんが、鼻をつまんで食べると、ワサビの利いたマグロ寿司と辛子のマグロ寿司が区別できない、ってのも分かるような気がします。味は舌と鼻の両方の情報を脳が感じるもの、・・・私は舌で感じるだけだと思っていましたが、熱のある時に何を食べても味が分からないことがあるくらいですから、確かに「味は舌オンリーではない」ので、昨夜の授業は間違いなさそうです。来週分からは、録画予約しようと思います。

(追伸)

 あれからいつも空のペットボトルを用意しています。鼻が詰まった時に脇にはさむと1~2分で鼻が通りますから、やはりデマではないようです。その後「世界一受けたい授業」で感動するものは見つかりませんが、毎週見ています(09年6月21日)。

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2009年4月13日 (月)

大河ドラマ「天地人」

 いよいよ上杉家も、謙信の後継者が景勝に決まりましたね。番組終りのゆかりの地紹介コーナーでは、「上杉家がまとまるのは景虎の死後2年・・・」とありましたが、宿敵が武田から北条に代わり、上方では本能寺の変が近付いているのに雄藩上杉家がこの状態では、謙信も草葉の陰で泣いていることでしょう。しかし、そもそも長尾家から養子に迎えた景勝がいるのに、北条家から人質に取った若者を気に入って養子として「景虎」の名を与え、周りにこの養子を後継者と期待させた謙信がいけなかったのでしょうね。

 後継人事が不安定だったり、後継ぎが暗愚だった悲劇は沢山ありました。鎌倉三代将軍しかり、最後の執権北条高時しかり、皇室の持明院統と大覚寺統の確執に端を発した南北朝動乱や、最近の政界の混乱も総理の後継者が小泉総理ほどに力がないことが原因(と私は思う)もその例に入ると考えています。そういう意味では、幕府を260年間続かせた徳川家康は、後継者暗愚問題をクリアすることに成功した訳ですから、偉大です。

 この後、「天地人」では関ヶ原合戦の引き金になったり、所領を4分の1に減らされるところまでやるのでしょうね。昨年の「篤姫」も徳川幕府の崩壊がテーマでした。演じている俳優さんが素晴らしいので私は見ていますが、2年連続滅び系のテーマ、は悲しいな、というのが歴史好きな私の思いです。まっ、そんなことは気にせずに見ればそれなりに面白いドラマですが。

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2008年12月11日 (木)

風と雲と虹と

 昭和51年にNHKで放送した大河ドラマ「風と雲と虹と」は、私が歴史小説を好きになるきっかけになった物語で、坂東と呼ばれた関東地方の武士たちが繰り広げる勢力争いを描いたもの、と理解していました。質素ながら勇壮な坂東武者の溌剌とした姿が印象的で、特に最後の、加藤剛演じる平将門が、藤原秀郷の放った矢をこめかみに受けて絶命する場面が印象的でした。

 30年以上経った今、当時の映像を見たくなってTSUTAYAで探したら、ありました。DVDの巻数が多いこと、・・・全部を見るのは予算的にも厳しいな、時間もない、・・・最後の方のDVDを2枚借りて来ました。ワクワクしながらレコーダーに・・・・・・・・・ガッカリ!・・・・・・・・・画質が悪い、表現が古い、殺陣に迫力がない、・・・・・・・・・・・見てから気がつきました。思い出は心の中で味わうもの、改めて見ちゃダメなんです。勇壮な坂東武者も、民百姓の絶大な支持と喝采を浴びる英雄「将門」も、冷静沈着な藤原秀郷も、全て私が美化したイメージだったんですね。「昔のドラマを見たい」、なんて思うのは、もうやめることにしました。

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